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オリンピックメダルの素材は再利用?値段や製造会社はどこ?

オリンピックメダルの素材は再利用?値段や製造会社はどこ?
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オリンピックメダルの素材には、再利用原料が使用されていたことをご存じでしたか?

街中やイオンなどで携帯電話など小型家電の回収ボックスが設置されていたそうですが、私も含め再利用品だとご存じでない方も多くいらっしゃるようです。

再利用素材のオリンピックメダルってどういうこと?製造会社は一体どんなところ?と気になったので調べてみました。

そして金メダルといえばつい気になってしまうのはお値段ですよね。

メダルのお値段や製造会社についても調べてみました。

是非最後までご覧ください。

 

オリンピックメダルの素材は再利用?

2019年3月まで行われていた「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」というものをご存じでしょうか。

主に、携帯電話、パソコン、ゲーム機、アイロン、照明器具などの小型家電を回収し、そこで使われている金属を集めてオリンピックメダルを製造する環境省主体のプロジェクトです。

都市鉱山というのは携帯電話や小型家電を使っている私たちの事なのですね。

東京オリンピック2020のために5000個のメダルが用意されていると言われています。

一体どれくらいの金属が使われたのでしょうか。

環境省のホームページによれば、5000個のメダルのために必要な金属の量はこちら

[box class=”box26″ title=”メダル5000個を作るために必要な金属”]

  • 金 40kg
  • 銀 4900kg
  • 銅 3000kg

[/box]

同じく環境省のホームページには携帯電話とパソコンの金属含有量が掲載されています。

[box class=”box26″ title=”携帯電話に含まれる金属”]

  • 金0.05g
  • 銀0.26g
  • 銅12.6g

[/box]

[box class=”box26″ title=”ノートパソコンに含まれる金属”]

  • 金0.3g
  • 銀0.84g
  • 銅81.6g

[/box]

携帯電話で考えると、携帯電話1t分(=10000個分)で金が280g回収できるそうです。

ということは、すべてを携帯電話から賄おうとすると、143万人分の携帯電話が必要ということですね。

なんだか途方もない数字に思えますが、東京都の人口が2021年現在で1396万人ですから、都内だけで考えると10人に1人がリサイクルに出すと賄える計算となります。

2017年4月から始まったこちらのプロジェクトは、2年後の2019年3月で目標達成となりました。

また、メダルのリボンの50%はリサイクルPETで作られているそうです。

 

オリンピックメダルの値段はいくら?

海外選手の話ではありますが、オリンピックメダルがオークションに出された話などがたまにワイドショーを賑わわせますね。

高額落札で有名なお話としては、1996年アトランタオリンピックのボクシング金メダリストである金メダリストのクリチコ元選手。

2012年にオークションへ出品したところ約1億円での落札となりました。

ちなみにこの1億円はクリチコ元選手の母国ウクライナの教育基金へ寄付されたそう。

1億円なんてすごいですよね。

ただし、過去に出品された通常の選手の相場は500万円から1000万円くらいだそうです。

さて、そんな話題もある金メダルですが、製造にかかるお値段はどのくらいなのでしょうか。

今回の東京五輪のメダルは、職人さんの作品、そしてリサイクル金属の分別からリボンやメダルケースの製造まで数えきれないほどの方々の手作業によって制作されています。

計算するのはなかなか難しいので金属価格から単純計算してみました。

[box class=”box26″ title=”オリンピックメダルの詳細”]

  • 大きさ 直径85mm
  • 厚さ 最小部分: 7.7㎜ 最大部分: 12.1㎜
  • 重さ 金:約556g 銀:約550g 銅:約450g
  • 原材料 金:純銀に6g以上の金メッキ
  • 銀:純銀
  • 銅:丹銅(銅95:亜鉛5)

[/box]

東京五輪の公式サイトによれば、金メダルの重さは556g

IOCの規定通り純銀に6g以上の金メッキとなっています。

おそらく6gちょうどで計算されていると思いますので、

2021年7月30日現在の相場

金7132円×6g=42,792円

銀102.41円×550g=56,325円

合計99,117円

相場は日々変動しますので、金メダル1個あたり材料費約10万円というところでしょうか。

これに職人さんや制作スタッフさんの人件費、メダルケースのお値段も入りますから、一体どのくらいになるのでしょうね。

 

オリンピックメダルの製造会社はどこ?

オリンピックメダルの製造会社は、なんと東京造幣局とのこと。

ご存じでしたか?

私はてっきりどこかの会社が請け負っているものだと思っていました。

そういえば、オリンピックはもちろん万博や天皇在位記念硬貨なんていうものも発行されていることを思い出すと納得かもしれません。

造幣局ではほかに勲章や褒章に使われるメダルも制作しています。

造幣局の中には、金属工芸品を製造する装金課という部署があり、このたびのオリンピックではこちらの課の約20名ほどが制作に携わったとのことです。

私の乏しいイメージでは、機械でプレスして作るだけかと思いきや、プレスも1個目と5000個目では仕上がりが変わってしまうそう。

そこをいかに均一な仕上がりにするかは、熟練の技と勘、手作業によるところが大きいそうです。

 

オリンピックメダルケースの製造会社はどこ?

今回注目したいのは、メダル本体だけでなく、藍色の木製メダルケース。

こちらを手掛けたのは北海道網走郡津別町にある家具屋さん、山上木工さんです。

木材であればどんな形にでもできるというこちらのお店、オンラインショップもあって優しい印象の家具に目を惹かれます。

3代目の山上専務がメダルケースの公募がされていたことに気付いたのは入札の1週間前といいます。

そこから約200個の試作品を寝ずに制作、公募に間に合わせたとのこと。

本当に素敵な作品なので、間に合って良かった、選ばれてよかったと後から読んだニュースですが胸をなでおろしてしまいました。

 

まとめ

オリンピックメダルの素材について、再利用原料なのか、値段はいくらくらいかかっているのか、どんな製造会社が製造しているのかなどについて調べてみました。

オリンピックメダルの素材が再利用されたリサイクル金属だったなんて驚きでした。

金メダル1個の原料費は約10万円でしたね。

製造会社の方々が、どれだけ苦労されてオリンピックメダルを制作したのかというのを知るにつれ、日本の技術力の高さを再認識しました。

もっとこういった話が前面に拡散されたらいいのにと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。