ドラマ

日本沈没原作小説ラストどうなる?あらすじネタバレを紹介!

日本沈没原作小説ラスト結末どうなる?あらすじネタバレを紹介!
Pocket

2021年10月の日曜劇場は、小栗旬さん主演の『日本沈没ー希望のひとー』。

ドラマ『日本沈没ー希望のひとー』の原作は、1973年に出版された小松左京さんの小説『日本沈没』です。

原作小説とドラマは、時代設定も違うので、あらすじや結末は異なるかもしれませんが、ドラマが進めば進むほど「原作小説ではどうだったんだろう?」とネタバレが知りたくなる方も多いのではないでしょうか?

タイトル見ただけでも、本当に日本が沈没してしまうのかどうか、結末が気になる!

日本沈没って、日本人はどうなるの?

そこで、実際に小松左京さんの原作小説『日本沈没』を読んでみました!

『日本沈没』は文庫本上下巻で総ページ数800ページ以上、48年も前の小説はかなり固い文章で読むのが一苦労でした(><)

  • 日本沈没の原作小説のあらすじ
  • 日本沈没の原作小説の結末ラスト

上記内容を、なるべく分かりやすく、でも詳細にまとめてみました!

ぜひ最後までご覧ください。

 

日本沈没原作小説あらすじネタバレを紹介!【上巻】

日本沈没の原作小説は、上下巻に分かれていてとても長いので、まずは小説文庫の上巻のあらすじから紹介していきますね。

ネタバレありの詳細あらすじなので、ご注意ください。

 

異変の予兆

物語の始まりは197X年7月。

東京駅の壁にヒビが入ったり、新幹線工事の測量が短期間で狂ったりと、小さな綻びが現れ始めます。

そんな中、小笠原諸島の一つの島が一夜にして沈み、その調査のため、深海潜航艇「わだつみ」パイロットの主人公(=小野寺)は呼び出されるのでした。

M大海洋地質学の幸長助教授と、地球物理専門の田所博士と合流し、小野寺は沈んだ島付近の海に「わだつみ」で潜航します。そこには、たしかにかつて島だったものが海底に横たわっていました。

3人はさらに詳しく調べるため、小笠原海溝の深海にも潜ります。その海底で「わだつみ」は海底乱泥流を目撃します。海溝の底から噴出した巨大な何かが泥雲を押し流しているのでした。

陸地では東名高速道路の橋が落ち、多数の死傷者が出たというニュースも伝わってきて・・・

「何かが起き始めている・・・」3人は胸をひしひしと締め付ける不安を覚えるのでした。

 

ヒロイン登場

海底調査の後、小野寺は自身の勤める会社に戻っていました。

ある日、上司の部長から西銀座にあるバー「ミルト」に誘われた小野寺は、上司からお見合いを持ちかけられます。

相手は伊豆諸島に島を持つ名家の一人娘。海底開発を生業とする小野寺の会社にとって繋がりを得たい一族のご令嬢だったのです。つまりは政略結婚。

断り切れずに小野寺はその日のうちに(!)伊豆の海岸沿いにある別荘で、阿部玲子に会うことになります。酔った勢いもあり、二人は海岸で・・・しかしその時、腹の底にひびくような衝撃が二人を襲います。

伊豆天城山と三原山が噴火し、津波による大きな被害が出ます。さらに翌日には浅間山が噴火します。

 

D計画

地震や噴火が頻発する状況を重く見た政府は、閣僚と学者の懇談会を開催します。これに参加した田所博士は日本がなくなってしまう可能性に言及しますが、集まったメンバーの反応は懐疑的なものでした。

しかし、懇談会の内容を伝え聞いた渡老人(=日本の黒幕的存在。なんと百歳超え!)は田所博士を招いて真剣に話を聞きます。老人は、最近つばめや渡り鳥が日本に来ないことが気になっていました。

渡老人は日本の足元で何が起きようとしているのか調査することを決意。首相を動かし、田所博士を中心とした調査チームを結成します。

そしてこの秘密プロジェクトは「D計画」と呼ばれることになりました。

D計画のDとは?

実は作中では「D計画」のDが何の頭文字なのか明確に説明されていません。ですが推測することはできます。

まず、作中の「D≒2」という表記。これは日本沈没が始まるまで約2年という意味。ならばDはDisaster(=災害)のことでしょうか。

また、作中ではディアスポラ(Diaspora)というキーワードが出てきます。これはギリシア語で故郷から離散した人々を意味するそうです。日本が沈没して日本人が世界に離散していく・・・これも本作を貫くテーマのひとつですから、こちらの線も有力ですね。

「D計画」はD-1とD-2に分かれていて、簡単に言うとD-1が原因調査、D-2が国民の国外避難に関する研究が任務です。

とすると、D-1のDが「Disaster」、D-2のDが「Diaspora」、と言えるかも知れませんね。

 

「京都大地震」「第二次関東大震災」

D計画の準備が進められる中、友人の葬儀に参列するため京都にいた小野寺は、突然の大きな揺れに襲われます。「京都大地震」と呼ばれたこの災害では4千余人の犠牲者が出てしまいました。

D-1計画ではいよいよ小野寺を潜航艇パイロットとして日本海溝への潜航が敢行されることになりました。

太平洋上で、田所博士はこれから起こることをメンバーに語り始めます。

博士の導き出した結論―――それは、最悪の場合、日本列島の大部分が海面下に沈むというものでした。

田所博士の語り

「順を追って話そう」と言ってから「最悪の場合、日本列島の大部分は、海面下に沈む」と言い終えるまで、実に40数ページ!

作者も気合が入ったシーンなのかも知れませんね。

専門的知識がこれでもかと詰め込まれていて、素人の私にはほとんど理解できませんでした(笑)

田所博士の衝撃の結論が明らかになったまさにその時、関東地方をマグニチュード8.5の大地震が襲います。

東京では各地で破滅的な被害が広がり、死者の推定は200万人以上・・・この「第二次関東大震災」を人々は”東京大地震”と呼びました。

 

日本沈没原作小説あらすじネタバレを紹介!【下巻】

続いて、日本沈没の原作小説の文庫下巻のあらすじを紹介していきますね。

どんどんネタバレしちゃいますよ★

 

再び海底へ

小野寺は再び小笠原諸島の海底に潜っていました。D-1計画メンバーとして、引き続き調査を行っていたのです。

しかし当然のことながら明るい調査結果などは出ず、事態が深刻化していることが分かっただけでした。

この調査中も、八丈島の西山が噴火し、青ヶ島、三宅島、三原山と富士火山帯が一斉に噴き始めます。

さらには新潟や富山にも地震が発生し、日本は太平洋側と日本海側の両方から地震に”はさみ打ち”される格好になってきます。

 

主人公の憂鬱、玲子との再会

徐々に世間に不穏な空気が漂い始めるなか、小野寺は母親を亡くし兄と会っていました。

兄は仕事を変えカナダに行くつもりだと言います。主人公は大いに賛成します。

極秘の事実を言うか言うまいか・・・主人公は悩みに悩みますが、結局言えないままに兄と別れます。

この後街をさまよう主人公。

酒に酔い、ふらつきながら、「みんな逃げろ!」と心の中で叫びます。

小野寺の心の叫び

「春はもうじき来るだろう、だが夏はわからない、秋はさらに不確実であり、来年というものは大地の上には存在しないかもしれないんだ!!」

・・・1973年の映画化でも使用された、名文句ですね。

朦朧となってしゃがみこむ小野寺―――そこに阿部玲子が現れます。

 

主人公の離脱

D計画では日本沈没の最終のシミュレーションが行われました。

その結果は―――あと1年3ヵ月で日本が完全に沈没すること、大変動のはじまりは312.54日後であること。

破滅のはじまりまで1年もないことにメンバーは凍り付くことになります。

ついに首相は国民への公表を決断します。

これまで秘密裏に実行されてきたD計画も本格的な国の動きに吸収されていき、小野寺は自分の役目は終わったと感じます。

自分は深海潜航艇のパイロットであってこれ以上できることはない・・・小野寺はD計画から身を引き、阿部玲子と結婚してスイスに逃げることにしました。

アルマゲドン展開はない

本作では、「日本沈没」というフィクション以外はいたって現実的です。

主人公が英雄的に日本を救うことはありませんし、ウルトラC的な奇跡が起こったりもしません。

物語後半は、読んでいて苦しくなるような展開がひたすら続きます。

 

ヒロインの死

3月12日。

世界各国にテレビ中継される中、首相の演説が始まります。

演説の内容

「調査機関の予測によりますと、この変動は、ここ1年以内の間に起こり、その変動の結果、地震その他によって国土全域が破壊されるばかりでなく、日本はそのほぼ全域が、海中に没し去る・・・」

冷静な表現ですが、中身怖すぎ、シャレなってないですよね・・・リアルで聞いたら、どう思うんでしょうか。

小野寺は婚約者(=阿部玲子)とスイスに逃げるため出発します。その時、ついに富士山が噴火します。小野寺は何かいやな予感がするのでした。

次の瞬間、玲子から電話がかかってきます。曰く、真鶴道路(神奈川南部を走る道路)にいると言うのです。

電話口からは、何かが激しく当たる音、女性の悲鳴やこどもの泣き声、ガラスの割れる音、山鳴りのような響きが聞こえてきます。

「私も必ず行くから先にスイスへ行って」と言う玲子。

ばかな!そんなばかな!と小野寺は走り出します。

しかし走ってもたどり着けるはずもなく、玲子は行方不明となってしまいます。

 

カタストロフィー

二百数十年ぶりの富士山の大噴火は頂上部を完全に吹き飛ばし、富士山を真っ二つに裂いてしまいます。

ですが、この富士山大噴火ですら、これからの”変動”の序曲の導入部に過ぎませんでした。

この後、日本はほとんど切れ目ないカタストロフに襲われることになります。

カタストロフ(破滅)の数々
  1. 富士山大噴火
  2. 浅間山噴火
  3. 全国各地で震度2~4の地震がひっきりなしに発生
  4. 霧島、桜島、焼岳、立山と噴火
  5. 太平洋側の海岸が3メートル沈降
  6. 近畿、四国、九州南部に震度7の巨大地震、津波により死者行方不明者が一瞬で二百万人に
  7. 四国地方が1時間に数メートルという恐るべき早さで沈み始める
  8. 大阪平野が海に沈む
  9. 全国各地の火山が次々噴火

 

破滅に向かって

小野寺は玲子を失った後、スイスには行かず救援隊に無理やり入り込み、危険な第一線の任務に身を投じていました。

乗鞍岳で救援活動を行っている時、西銀座のバー「ミルト」で働いていたマコ(摩耶子)に再会します。

マコってだれ

物語序盤で小野寺が訪れた西銀座のバー「ミルト」で働いていた女の子です。

海の男である小野寺に淡い好意を抱いていました。

恋人と登山中に遭難し、恋人が死んだところで小野寺に救出されました。

遭難していたマコはヘリに乗せてほしいと小野寺に懇願します。しかし、ヘリは定員いっぱいでマコは乗れませんでした。

次のヘリが来るまでの間、二人は山小屋で待機することになりましたが、その時、乗鞍岳が噴火し、巻き込まれた二人は行方が分からなくなります。

6月はじめには日本列島はまだ5分の4が海上にありました。

7月、決死の救出活動により、日本国民は6千5百万人が日本を離れていました。しかし、変動開始後の犠牲者は1千2百万人を超えていました。

8月以降、列島には約2千万人が残っていましたが、その中には自ら進んで残った者もいました。その多くは70歳以上の高齢者で、渡老人もその一人でした。

日本を離れるつもりのない渡老人の下に、田所博士が訪れます。田所博士も日本に残る気だったのです。

「なぜ死ぬのか」との老人の問いに、博士は悲しいからだと答えます。

瞬間、老人は理解します。田所は日本列島に恋をしていたのだと、つまりこれは心中なのだと。

9月。

四国は完全に水面下に没していました。

九州は阿蘇と雲仙の一部がかろうじて水面から出て爆発を続けていました。

北海道は大雪山は海面上の残るのでは、と言われていました。

龍(=日本列島)の断末魔の最後は、中部山塊、関東山脈が大爆発を起こすというものでした。

 

日本沈没原作小説ラストどうなる?

日本沈没の原作小説ラストどうなるのでしょうか?

衝撃のラスト

小野寺は暑さに目を覚ましました。

乗鞍岳の噴火から奇跡的に生還していたのです。

傍らには、心配そうに痛むかと聞くマコもいました。

記憶が混濁している小野寺は、マコに「君はだれだ」と問います。

マコは「あなたの妻よ」と答えます。

おかしい、俺の妻は火山灰に埋もれているはずだ・・・と小野寺は考えますが、玲子のこと自体をうまく思い出せません。

感情も失いつつある小野寺は「まあいい」と思い、マコに何か話をしてくれとお願いします。

マコは自分の故郷である八丈島の丹那婆(たなば)の話を聞かせます。

丹那婆の伝説

八丈島が津波に襲われただ一人助かった島娘の話。

その時妊娠していた娘は男の子を生み、その男の子との間に女の子を生み、その男の子と女の子が夫婦になって子孫を増やし、それが八丈島の島民となった、という言い伝え。

「ゆれるな」

小野寺は、いま船が黒潮を横切ってるから揺れるんだと言います。「ハワイはまだだいぶかかるな…その後はタヒチだ」

もう一度、痛むかと聞くマコ。

痛みと暑さで苦しそうにしている小野寺に、涙でくぐもった声で休むよう言います。

少し静かになった小野寺は、日本がもう沈んでしまったか、そこの船窓から見てくれとマコにお願いします。

窓を覗いたマコは「なにも見えないわ」と、切断された手首をぐるぐる巻きにした包帯で、涙をぬぐいながら答えます。

マコが見ている窓外には、星ひとつない漆黒のシベリアの夜があり、冬に向かって冷え込みを強める闇の中、列車は一路西に向かってばく進していたのでした・・・。

それぞれの結末

日本沈没の原作小説での、それぞれの結末をまとめると、次の通りです。

日本列島

すべて水没します。大雪山だけは残ってるかも。

日本国民

7千万人以上が国外に退避。行き先はバラバラで難民化します。

主人公(小野寺)

奇跡的に生き延びるも、記憶に障害が残ります。

婚約者(=阿部玲子)はおそらく死亡しており、別の知り合いの女性(=マコ)と一緒にシベリア鉄道で避難します。

 

まとめ

日本沈没の原作小説のあらすじやネタバレ、ラストどうなるのかを詳しくご紹介しました。

原作小説では、日本列島は完全に沈んでしまうんですね(><)

主人公も恋人とは巡り合えず…

かなり衝撃的で報われないラストでした…

『日本沈没原作小説ラストどうなる?あらすじネタバレを紹介!』を最後までご覧いただき、ありがとうございました。

Pocket